依存症治療
アルコール依存の治療法として薬物療法・心理療法等がありますが、今回紹介するのは、薬物療法ですがさらに、詳しく言うと違法薬物と定められている幻覚剤での治療についてのお話です。 *幻覚剤とは* 幻覚剤とは、その名の通り幻覚をもたらす薬物です。 時…
依存症再発を防ぐことがゴールとして扱われることが多いですが、そのための方法としてリラプスプリベンションがあります。 その内容の1つとして意思決定マトリックスがあります。 このマトリックスを使用することで薬物使用・依存行動の神話・プラセボ効果…
依存症治療として、薬物治療・心理療法・自助グループ等がありますが人によっては、好き嫌いが分かれそうなのが12ステップベースのアルコールアノニマス(AA)という自助グループがあります。 12ステップは、アルコールに対して自分は無力であると認め、…
依存症治療の最終ゴールは、依存症の再発の予防です。 その方法として、リラプスプリベンションと言うものがあります。 リラプス(Relapse)は、英語で日本語では再発と言う意味合いとして使われ、プリベンション(Prevention)は、日本語で予防の意味合いで…
何度も言いますが、依存症再発予防が依存症治療の最終ゴールです。 その方法として、リラプスプリベンションがあり、リラプス(再発)にプロセスに合わせていくつかの方法があります。 今回は、その1つであるハイリスクな状況の特定とコーピングがあります…
依存症治療の最終ゴールは、再発予防です。その方法として、リラプスプリベンション(再発予防)があり多様な要因が関わる再発に対して、多様な方法で再発予防が考えられています。 その依存症再発に方法の1つである認知行動分析の1種をこの記事で取り上げ…
リラプス(再発)を起こさないことが、依存症治療の最終地点になりそうですがそのための治療法として、リラプスプリペンションがあります。 リラプスへの過程は、様々です。その1つの要因として、依存行動・物質への渇望・衝動があります。 この2つに対処…
依存症治療で有力候補は、認知行動療法ですが、これは、第2世代と呼ばれており 現在は、第3世代の認知療法がありそれが「マインドフルネス」です。 前の記事で、マインドフルネスの依存症への効果は強固なエビデンスが積み重なっていると説明しました。 ま…
依存症と言えば、ドーパミンですよね。 そして、そのドーパミンの代わりにセロトニンを出そうみたいな話がありますが実際どうなのか抗うつ薬の視点で少しこの話に切り込んでみようと思います。 ドーパミンと依存症についての記事があるのでまだ読んでいない…
依存症の有効な治療法を探そうと多くの研究者が頑張っています。 その中で、ここ数年で人気を集めているのがマインドフルネス(瞑想)です。 多くの精神疾患で有効性が示され、依存症に対してもマインドフルネスを利用した治療法への期待があります。 という…
依存症治療の最終ゴールは、再発を防ぐことです。 そのための方法に「リラプスプリベンション」があります。 リラプス(再発)を防ぐためには、それぞれの特定の状況で特定の方法があります。 今回の記事では、依存行動の衝動・渇望に対応するための「衝動マ…
依存症治療として、自助グループの12ステップが特に有名ですが上手く12ステップと自分の体験が関連付けられたり、解釈ができない人がいます。 しかし、12ステップと比較して割と最近の自助グループの依存症治療の選択肢があります。 日本語で調べると…
依存症治療には、いろんなものがありますがおそらく一番有名なのが、「12ステップ」ですかね。 Twitterアカウントを覗いてみると割と賛否がありそうですが実際、どうなのか解説していきます。 *アルコールアノニマス(AA)* *人生をより良く生きる* *…
依存行動の再発防止が依存症治療の最終的なゴールとしてされることが多いです。 その依存行動の再発(リラプス)をどのように予防するのか。 そのヒントをくれるのが「リラプスプリペンション」です。 以前の記事で、どのような状況でリラプスが引き起こされ…
依存症治療において、特に重要で、幅広く使用されているアプローチがあります。 その名も「Relapse Prevention(RP)」「リラプスプリペンション(日本語)」 聞いたことがある人も多いと思います。 RPを直訳すると再発予防です。 そのため、すべての依存症治…
スリップの原因は自分ではない? 少しの依存行動でやめるこは、なかなか大変で、さらに、やめることを継続することはもっと大変です。 そして、依存行動をしないと決断してから再び、依存行動をしてしまうことが度々あると思います。 その中で、一度失敗して…
*認知の歪みと問題行動を変える* 依存症を不適合な学習とすると行動療法が治療として候補になります。 他の治療法の中には、この行動療法と精神機能を統合した治療法が存在します。 詳しい人は、見当がついているかと思いますが「認知行動療法(Cognitive …
*注意バイアスを元に戻す* 行動療法が、依存症の不適合な学習を治すために試みられます。 その1つとして、 「認知バイアス補正?(Cognitive Bias Modification;CBM)」 があります。 ということで、この記事ではCBMについて解説していきます。 これは、…
*依存薬物をやめたら、ご褒美をあげよう* 依存症の不適合な学習を治すために行動療法が行われることがあります。 その1つの「随伴性マネージメント(Contingency Management;CM)」を紹介します。 この治療法は、「依存症の戦うパワー」を育てるために有…
罰と依存行動・物質を結び付ける 「依存症=不適合な学習」として場合、その学習を変えれば、いいわけですよね。 その手段として、行動療法があります。 その1つの「嫌悪療法」を紹介します。 英語だと「Aversive Therapy」ですね。 まだ、依存症の学習理論…
*依存行動の引き金に身を曝す* 「依存症=不適合な学習」として場合、その学習を変えれば、依存的行動が治りそうですよね。 その手段として、行動療法があります。 その1つの「キュー暴露療法」を紹介します。 英語だと「Cue Exposure therapy」ですね。 …
*依存症行動を不適応から適応へ* 依存症は、学習理論によって説明されることがあります。 それらを利用した行動療法が依存症の行動を変化させる治療として使用されることがあります。 ということで、まずは、行動療法と学習理論を説明していきます。 学習…
*依存症に欠陥はない。やる気を引き出すだけ* 依存症の治療法は、いろんな方法が試されています。 例えば、多理論統合モデルですね。まだ、読んでない人は読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com そして、今回はこの多理論統合モデルにマッチす…
*依存行動・物質をやめる決断に 影響を与える2つの要素* 何度も言いますが、「行動の変化」が依存症治療の基本です。 そして、多理論統合モデル(TTM)が依存症回復のステージを6つ示してくれています。 その6つのステージにおいて、重要な視点が1つあ…
*健康的な行動の再学習と維持に役立つ働きかけ* 「行動の変化」が依存症治療の基本です。 その治療法の1つに多理論統合モデル(TTM)があります。 TTMのステージについてとステージの前半における有効な介入方法についての記事は、すでにあるので、ぜひ読ん…
*依存症関連の自分自身と外部への再認識が鍵* 「行動の変化」が依存症治療の基本です。 その治療法の1つに多理論統合モデル(TTM)があります。 まだ、読んでない人は以下の記事を確認してみてください。 curiousquest.hatenablog.com TTMは、依存症回復の…
行動の変化が依存症治療の基本 依存症の回復にいろんな治療があります。 しかし、どの治療法や理論をとっても依存症の回復の根本は「行動変化」です。 ということで、今回の記事では、行動変容の理論を1つを紹介します。 行動の変化と言えば、悪い習慣を断…
*Twitter断酒部・Twitter断ギャンブル部への期待* 近年、テクノロジーの発展とともに多様な方法で依存症治療の介入が試みられています。 その1つの可能性としてデジタルを使用した依存症回復に期待が持たれています。 おそらく、コロナをきっかけによりデ…
*サンドイッチが学習を促進させる* 依存症の回復は、時々「人生生きなおし」と言われたりします。 要は、依存してきた物質・行動なしにどうやって生きるのか「再学習」する旅路である。 回復に必要な要素がいくつかありますが、この記事では学習に関連した…
*自己効力感の重要性と高め方* 自己肯定感という言葉よく聞きますよね。依存症においても大事な役割があります。 自己肯定感のように、自己○○はいろんな単語がありますね この記事では、依存症において大切と言われている自己効力感について取り上げます。…