依存症-定義
依存症には、多くの理論が存在します。 その1つに、生物医学モデル(Biomedical model)があり依存症を遺伝的・生化学的な原因ともなった慢性的に再発する脳の病気としてみなしています。 ただ、社会的・心理的な側面が無視されており現在のデータでは、生…
依存症には、多くの理論が存在します。 その1つを紹介します。 アイディアは、「依存症=思慮深い選択」です。「依存症=選択」の立場を取ってますね。 端的に言うと、我々の選択は、論理的であろうと・バイアスがかかってあろうとしっかりとした明快な思考…
依存症には、たくさんの理論・モデルがありますがその一つに「依存症=家族の病気」モデルがあります。 依存症は、当事者だけでなく家族にも影響を与えます。 とういうことで、今回の記事では、上記のモデルを見ていきます。 *依存症は家族の病気* *依存…
依存症に包括的に捉える必要性がありますが、その1つとして、「PRIME Theory」がありますね。 まだ、読んでいない人は読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com すでに、上記の記事を読んでいる人は分かると思いますが、PRIME Theoryには、5つの…
依存症には、多様な理論が存在しそれらを包括的に捉えたモデルが存在します。 その1つに「PRIME Theory」が存在します。これは、統合的にモチベーションを捉えており、モチベーションシステムには5つのテーマがあると提言しています。 その1つに、「アイ…
依存症を包括的に捉えた理論があり、1つに「PRIME Theory」があります。 まだ、記事を読んでいない人は読んでみてください。 読んでからの方が、理解がはかどると思います。 curiousquest.hatenablog.com そして、この理論には5つのモチベーションのテーマ…
*その瞬間の力が行動を決める* 依存症を理解するためには、包括的に依存症を捉えた理論が必要です。 その1つに「PRIME Theory」があります。「依存症=モチベーション」の立場を取っています。 モチベーションシステムの構造についての記事をまだ読んでい…
*5階層のモチベーションシステム* 依存症には、本当にたくさんの理論があります。 依存症=病気 依存症=選択 依存症=認知バイアス ただ、どれも依存症の1側面のみしか考慮されていません。 多様な依存症の理論を包括的に捉えた理論がやはり欲しいです…
*依存症と戦う力が無い* 依存症の理論がたくさんある中で、依存症の多様な側面を包括的に捉えた理論があります。 例えば、「依存症=過剰な欲求」ですね。 まだ、読んでない人はぜひ読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com この上記の理論を作…
*依存症の全容は、過剰な欲求* 過去の記事で、いろんな依存症の理論を説明してきました。 例えば、 依存症=病気 依存症=認知機能障害 依存症=選択 ただ、どれも依存症の1側面しか捉えていません。 その場合、依存症の多様な側面を包括的に捉えた依存症…
*薬物のことで頭でいっぱい* 依存症の理解において認知機能が大切です。 その1つに注意バイアスがあります。 その認知機能と多様な依存症の側面(脳科学・心理学・薬理学)を統合した依存症の理論があります。 簡単に言うと、「認知機能が薬物関連刺激と…
*離脱症状とストレスが認知を歪ませる* 認知の歪みは、依存症を説明するための1つの要素になっています。 その認知を仕組みを考慮した依存症の理論がいくつかあります。 この記事では、その一つを説明していきます。 キーワードは、「ネガティブな感情」…
*自動化された依存症* 過去の記事で、認知機能が依存症の要素として重要な一部である話しました。 まだ、読んでない人はぜひ、読んでみてください。 curiousquest.hatenablog.com そして、その認知的要素を考慮した依存症の理論も存在します。 割と、「依…
依存症の病的部位はどこ? 依存症といえば、薬物・行動の報酬的要素(ドーパミン)が議論の的になることが多いです。 しかし、最近ではもう少し高次な脳機能(認知・感情の障害)が依存症の開始・悪化・維持のサイクルに影響を与えていると考えられています…
*依存症の原因は、単なる選択の問題* 依存症について、調べると大抵は「依存症=病気」という話だらけですね。 私自身もそのような記事を書きました。ぜひ、チェックしてみてください。 curiousquest.hatenablog.com curiousquest.hatenablog.com たた、こ…
*感情の認識・コントロールの難しさ* ひと昔前に、EQ (Emotinal Quotient)という言葉が流行りました。 日本語だと、心の知能指数って感じでしょうか。 EQは、身体的・精神的健康と関連があると多くの研究で検証されてきました。 しかし、EQと依存症に関係…
*習慣を壊す=依存症脱却* 物質使用障害・依存症の特徴として、毎日のように同じ薬物・行動をとります。 このような依存行動は、習慣という理論で説明がつく。 そんな依存症の理論が存在します。 名前は、An adapted habit theory of substance use disord…
*お互いに影響しあう睡眠と依存症* 依存症では、頻繁に睡眠障害が報告されています。 薬物乱用によって、眠れないこともあるだろうし眠れないがゆえに、薬物乱用も考えられます。 睡眠と依存症にどんな関係があるのか解説していきます。 睡眠の影響は、ス…
*依存症と性格の関係* 依存症には、いろんなリスクファクターが存在します。 その中の1つに心理学的な要素があり、性格が含まれます。 実際に、どのような性格が依存症と関連しているのかこの記事でお話していきます。 依存症のなりやすい人の特徴につい…
*依存症の脳は頭が良すぎる* 「依存症=病気」という視点は、度々議論されます。 ただ、この視点では説明しきれないこともたくさんあります。 事実、信頼できる特定の生理学的マーカーは未だ見つかっていません。また、ほとんどの実験が動物を使っているた…
人間の優れた能力が仇になる ストレスが依存症の発症・維持・再発に影響を与える可能性が動物を使った実験で示唆されています。これらを理由に、ストレスが様々な依存症の理論の発展に役立っています。 この記事では、その中の理論の一つを取り上げます。 ま…
*依存症の共通分母はドーパミン* おそらく、この記事にたどり着く人はすでにいろんな情報を得ていると思いますが、何か新しい情報があったら、嬉しいです。 特に、この記事関連のおすすめの本はここ最近で一番のおすすめの本です。 The Molecule of More: …
スイスチーズで依存症を理解する 依存症になりやすい人の特徴は挙げようと思うと正直、きりがなさそうです。 いろんな依存症が存在し、それぞれの依存症でリスクは異なります。 ただ、依存症のリスクを抱えている人でも依存症にならない人がいますよね。 ど…
*薬物依存と薬物以外の依存* 薬物依存は、いろんな例がありますよね。お酒、たばこ、ヘロイン、覚せい剤等。 薬物以外の依存は、ギャンブルですね。最近では、WHOがゲーム障害を病気として認めましたね(ICD-11; WHO, 2019)。 アメリカのAmerican Psychiatr…
*薬物が好きではなく、必須なものになる* 今回の記事では、依存症を病気として考える理論で神経生理学的な部分が基盤になっている理論をざっくり説明します。 依存症の理論は、大半がこの「依存症=病気」ですね。 依存症には、いろんな理論があると前の記…
*依存症は自由意志の行動* 依存症の理論を大半を占めているものは、神経生理学的な側面を持っているものですね。 脳の報酬系が影響を受けて、学習が発生してみたいな話です。 また、依存症=病気といった発想です。依存症が病気についての記事がいくつかあ…
*2つの精神状態の認識* たまに、依存症で苦しんでいるの人に向かって「意思が弱い」って言ってる人を見かけます。 果たしてそうなんでしょうか?彼らは意思が弱いから薬物をやめられないのでしょうか。 私は、割と否定派ですね。その例をサクッと説明して…
*非力な自己コントロール能力* 依存症は、我々の意思に反した行動なのかそれとも、意志の元に行動しているのかが、法律作りの考慮されるべきと、議論されたりしています。 この記事では、依存症と自己コントロールについて説明します。 *依存症と学習* …
*環境要因と依存の関係* 薬物依存を理解するために、欠かせない内容はモチベーションの理解だと思います。 ほぼ、動機と薬物依存は共通の神経回路を持っているからです。 この動機にかかわっているメカニズムを理解する一つの方法が、Conditioned place pr…
* 衝動的な行動の抑制* 薬物依存は、衝動的な行動と表現されることが多いので、この記事では、その衝動を抑える鍵を説明します * 衝動的な行動の抑制* *コントロールできない=依存症* *前頭葉の役割と依存症* *前頭葉の発達とトレーニング* *ま…