薬物をやめるための依存症治療の需要は少ない?
*薬物をやめないで依存症に介入*
*禁〇〇続けてください*
今回の記事の注意点は、
現在スタンダードの
薬物やめる治療法が悪いって意味ではありません。
おそらく、読者様や他のサイトですでに
いろんな禁〇〇の方法がいろいろあげられてると思うので、私は新しいその関係の論文出たら
記事書きますね。
この記事の目的は、新たな可能性の話です。
*治療を受けている人は多くない*
依存症は正しい治療がなければ、
完治が難しそうな印象ですよね。
ただ、アメリアでは
11.8%しか依存症の治療を受けていません
(SAMHSA, 2019)。
まあ、日本はどうかというと
厚生労働省いったのですが、わかりにくかったので情報ないです。申し訳ない。
ただ、日本だけ特別高いとは思えませんよね。
さらに、治療を受けている30%の人が
治療を早期にやめてしまいます。
(Lappan et al., 2020)
もちろん、この兆候はが続けば
いろんな影響が個人にも社会にも起きるでしょう。
このような傾向がありますが、
依存症治療の成果もたくさんあります。
例えば、
- 過剰摂取;Overdose (OD)のリスクの減少(Stewart et al., 2002)。
- 犯罪の減少(Gossop et al., 2005)。
- 身体的・精神的健康問題の減少(Gossop et al., 2006)
ぜひ、気が乗ったら治療を受けてもらいたいです。
ただ、治療を受けない人の一番の理由は
やめる準備ができていない(SAMHSA, 2018)
事実、いろんな治療を促す政策をしても治療を受ける人は少ないです。
例えば、
- 治療費を無料
- キャンセル待ちなし
- 治療を始めるまでのサポートケア
これらをしても、34%ー92%の人は
治療を受けなかったみたいです。
(Booth et al., 2003; Sibthorpe et al., 1996; Strathdee et al., 2006)
さらに、95%の人が治療を必要ないと言っているみたいですね(SAMHSA, 2019)
*禁〇〇の治療がニーズとあっていない*
多くの人が禁酒や禁煙の準備ができていないのに
禁〇〇の治療法は成功するのでしょうか。
もちろん、やめたいですって人には
大いに有益だと思います。
需要と供給が一致しますから。
じゃあ、本当のニーズはというと
禁〇〇ではなく(禁酒・禁煙・禁薬)
コントロール もしくは、減〇〇(減酒・減薬)
事実、最大で91%の治療を求めてくる人が
このように思っているみたいです
(Berglund et al., 2019; Lozano et al, 2006; Mowbray et al., 2013)
他にも、依存症の患者さんたちの優先される需要は
禁〇〇は、一番の優先度が高いものとして
上がってこなかったんですよね。
*依存症に対するハームリダクション*
基本的に患者さんの需要は
薬物の使用関連の苦しみを減らしてほしいわけですね。
それが、ハームリダクションになってきますね。
禁〇〇の治療ではないものです。
これは、基本的には
薬物関連の苦しみを減らすのが目的です。
例えば、HIV/AIDSやB型肝炎等ですね。
他にも、薬物使用を減らす目的も含まれることもあります。
実際に何をするかは
実際、どの程度効果的なのか
この辺りはまだまだ研究が必要ですね。
まだ、実践的な段階でしかなく
科学的なテストがそこまでされてません
12stepsは昔からあるので
今度の記事で書きますね。
詳しいこれらの方法は、また違う記事で
別々に取り上げますね。
*まとめ*
- 依存症治療を受ける人は少ない。
- 薬物をやめるの心の準備ができていない
- 依存症治療の必要性を感じていない割合が多い
- 薬物の使用量を減らすこという目的が、一番のニーズ
- ハームリダクションが依存症の苦しみとニーズをとらえている。
*記事関連のおすすめの本*
「あなたの飲酒をコントロールする」
「Controlling your drinking」
飲むか飲まないって話じゃないよって話です。
私、英語版読んだんですけど
結構読むの大変でしたね。
日本語版見つけたので、もしかしたら
簡略化されてるかもしれません。
ただ、ポイントだけ抑えてしまえば
たくさんのヒントが書いてあって役に立つと思います。
さらに、この本書いた人Millerさんです。
私がちょくちょく名前を出した動機付け面接法を発展させた人です。
ぜひ、読んでみてください。