CuriousHunter 依存リハ

CuriousHunter 依存リハ

好奇心のままに、依存症を探索

依存症の観点での自己決定の大切さ

* 自分決定権と薬物*

依存症治療や回復において
自発性が重要視されることがあります。

実際に、なぜ重要視されるのか。
この記事は、そんな内容を少し紐解いてみます。

ちなみに、依存症治療への自発性についての記事があるので
ぜひ、読んでみてください。

 

curiousquest.hatenablog.com

 

curiousquest.hatenablog.com

 

 

*選択肢の多さ*

日常生活で私たちは多くの選択を迫られています。

時には、自分でしっかりと情報を集め、
解釈し正しい選択を求めれます。

ただ、多くの人はそこまでの労力を使うことをためらい、
誰かがやってくれるを待って誰かの意見に従うことを選びます。

 

主な理由は、楽だからかもしれませんね。

しかし、その決断が望まない結果になることもあり、
だまされている可能性もありますよね。

 

それにとどまらず、
まだまだ自己決定をしない悪影響がありそうです。

 

*自己決定をしない不具合*

例えば、お猿さんの実験で興味深い結果が出ました。

お猿さんは人間と似た社会を持っています。
そのため、人間で行えない実験をお猿さんでやったりします。

そのお猿さんの社会でも、
そのグループをコントロールしているお猿さん
コントロールされて従属しているお猿さんがいます。

研究者は、
コミュニティを支配しているお猿さんと、
そのお猿さんたちに従っているお猿さんに
コカインという薬物を与え、
どっちのお猿さんが多くのコカインを摂取するか調べました。

 

その結果、
従属していたお猿さんのほうが多くの薬物を摂取しました
(Morgan et al., 2002)

 

この結果の考えられる理由としては、
ストレスが原因となっています。

ストレスが脳の報酬系と呼ばれる場所に影響を与え
より一時的に多くの快楽を与えてくれる薬物を好むようになってしまったのです。

ただ、
人間での実験ではないのでこの結果が我々に直接当てはまるかは疑問ですね。

ストレスと依存症には密接な関係があります。
また、脳の報酬系は依存症を話すにあたって
切り離すことができない内容です。


ストレスと脳の報酬系についての記事があるので
ぜひ、読んでみてください。

 

curiousquest.hatenablog.com

curiousquest.hatenablog.com

 

*社会的立場と依存症*

上記のお猿さんの実験結果を人間に応用するのは
注意がいりますが、人間社会でも似たような特徴がみられるかもしれません。

 

なぜかというと、人間社会でも社会的立場と脳の報酬系
相関関係がみられています
(Martinez et al., 2010)。

すなわち、社会的に立場が強い人ほど薬物を使用しない傾向があり、
弱い立場ほどそのようなストレスを紛らわしてくれるものに頼る傾向がある。

 

これらの研究はお猿さんであったり、
相関関係を示しただけの研究であり、
因果関係はあいまいですが
自己決定をすることができるか否かは、
依存症において重要な要素な可能性はありそうですね。

 

他人に禁酒や禁煙をやめなさいと言われるよりも、
自分でしっかりと自分の行動を決め、
将来に向かって一歩ずつ行動することが、
依存症を予防できるかもしれないですね。

 

*記事関連のおすすめの本*

「Think Right 誤った先入観を捨て、より良い選択をするための思考法」

 

 

Thnk clearly と Think Smartの著者の
Thinkシリーズですね。

自己選択するためには、しっかりと考えて
選択した方が人生うまくいきそうですよね。

正しい選択はどうやってするのって話が
詰まってます。

他のThink シリーズもチェックして
興味がある方は購入して、読んでみてください。